日々色々とひふみよと。
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ひふみよ 神奈川県民ホール編

ついにきた。
この日が。

今年のはじめ。
1月の16日とか17日とか。
ウエスがフライングで札幌で小沢健二のライブがあるなんて情報を
フライングであげてしまってから
少なからず、私の糧になってきていた。
いや、少なからず。じゃないか。
かなり。か。

席は1階の一番後ろ。
だけど、こんなに席の良い悪いとか気にしないライブなんて始めてかも。
兎に角!あの場所にあの空間に立ち会えたことに感謝。

友人が当ててくれて、運よく参戦できることに相成りました。
まじで感謝だよーーーー
当選の連絡もらったとき、別の友人宅でトマト鍋をしていたのだが
とりあえず、興奮のあまり、トマト鍋を囲む友人たちの周りを
何週もぐるぐるぐるぐるとしたっけなー
やーあれ、無理!
普通にしてるとか無理!

もーーーーありがとうーーーーー

神奈川県民ホールに着いてまず思うことは
おっホールきれい!(外観が)

ここに居る人、みんな小沢が好きなんだよなー
普通に生きてたら、まーあ出会わないのに
すごいことだ!!!
もう全員に話しかけてハグして回りたい!
という感情を抑えながら
開始前からもうにやにやにやが止まらない

そして私は小沢健二に会ってきた。
ライブは本当に本当に楽しくてすごい時間だった。

今年のはじめにひふみよツアーが決定して
もう聞けることはないだろうと思っていた彼の音楽と
それを生で受けることができるライブに行けることに
ものすごく興奮したし感謝したし
本当に生きててよかった!
って心の底から思った。決して大げさではなく。

小沢健二を好きな周りの友達と
なんで今なんかね
やっぱマイケル死んだから?
とか
とりあえず今の小沢健二を確認したいだけで、期待してない
もうあの時の彼じゃないし
とか
いろいろ話したりして、いろいろ想像してしまった。

そんなことは無意味だけど
どうしても彼のことを誰かとしゃべりたくて堪らなかったのだ。

でも、私の正直なところの気持ちは
「私は期待しちゃうし、絶対この期待も裏切るんやろうな」
というものすごい期待。


神奈川県民ホールについて
ここに居る人たちが全員小沢健二を待ってたんだな
と思うとそれだけでにやけるし、なんか普通に話しかけたくなる。
席について、始まるまでの時間。
なんか好きな人に告白する前みたいな、ものすごい緊張。

会場に流れるアナウンスが終わる度に鳴る拍手
どんだけの人が待ってるんだよ!と。

流れ星ビバップで始まり
流れ星ビバップで終わる
刹那。
刹那のアルバムだった。
あのアルバムタイトルを見て
「ああもう小沢健二はもう歌わないんだろうなぁ」と
あのアルバムが出たときに腹を括った私
このセットリストには意味があるとしか思えない
でもまだ分からない
落とし込まないと、熱心に考えないと。

流れ星ビバップのメロディーが流れた瞬間
涙した人はあの会場のほとんどなんじゃないだろうか。

暗転の中始まったビバップの後
エッセイみたいな朗読が始まる。
少し不安になりながらも、まぁ聞こうじゃないか、と。

最初の朗読で、NY大停電の話を取り出していたのだけど
当時は当然TV局なんかは機能せず
ラジオや電池で動くCDプレーヤーから音楽が鳴り続けていた
昔の人は門構えに音と書いて闇という字を作った
そんな中聞こえてくる音楽はいつもと違って聞こえてきて、特別な意味を持ってる
あの暗闇の中で聞いた音楽は一生忘れることはないだろう

みたいな内容で
その後の真っ暗な中で聞いたビバップは
ものすごく鋭利で鮮明に心に入ってきた。

ああ。
そうだった。
この人は、小沢健二だった。
してやられたり。

その後、僕らが旅に出る理由から天使たちのシーン。
最初のギターのコードが鳴った瞬間、顔が歪んだ。
私はこの曲を聴きたいと思い続けていたの!と涙が一気に溢れる。
の一方で、もうそれいっちゃうの?と。
完全に後半に持ってくるもんだと思っていたから
こんな序盤で持ってきて大丈夫なの?と。

もう全然アレンジも違うし歌詞だってむっちゃ変わってた。
そっか。
小沢健二はもうあの天使たちのシーンよりもまた先にあるモノを見つけてしまったのか。
そらそうか。さぁて、私もまた探しにいかないとだなー。
いつまでもプロセスだな、ほんと。
とか思いながらも曲が終盤になり転調のところになると
あの歌詞だけは。あの歌詞だけは変えないで!
もう完璧に祈りのポーズになりながら聞いてる私
あの歌詞が変わってしまったらとても困る。

「神様を信じる強さを僕に 生きることを諦めてしまわぬように
 にぎやかな場所でかかりつづける音楽に 僕はずっと耳を傾けている」

やっぱり小沢健二は何も変わってない。
13年前から彼が伝えてきたことは何も変わってない。
ちょっと不安になったりして、ごめん。

ものすごいもりだくさんの選曲の中
歌詞やらアレンジやらいっぱい変えてくる。
やっぱりか、小沢!
そして
私はやっぱり小沢健二が好きだ、と思った。
懐かしのあの曲じゃないのだ。
美しいものは何度見ても飽きないように
美しいものは何度聞いても飽きないのだ。
だって、こんなにもたくさんの人が
こんなに涙したり飛んだり跳ねたり踊ったり叫んだりしてる。
いいものはいつだっていい。とてもシンプルなこと。

たくさん歌わせてくれた。
喜びを他の誰かと分かり合う それだけがこの世の中を熱くする!
まさに、そんな感じだった。

ブギーバックのスチャパートを
完全にお客さんにまる投げしたところなんて
もうあんたしかそんなことできないよ。13年よ?
って、みんな完璧に歌えちゃうんだもんね。
もうあれはほんと笑けた。
すごかった。あんな楽しいことってあるのか。

小沢健二がちゃんと分かってた。
だから、私らも全力で歌って返せた。
そして、小沢健二が喜ぶ。
あんなところでこんな美しいやり取りがあっていいのかしら。
なんなんだほんとあの人は。

またステージが。ステージが。
綺麗。
流れ星ビバップの後に流れた、流れ星の演出とか。
いちごが染まるで小沢だけの赤のライトとか。
ブギーバックのミラーボールとかライトの色の配色とか。
とにかく綺麗。
センスが良すぎますよ小沢健二。
完璧な絵に似た。ってか。

最初に小沢健二に「会う」ってゆったけど
私はたまに対人物意外にも「会う」って使う。
それは無意識に発しているのだけど
例えば、太陽の塔とか屋久島のウィルソン株とか。
さっき、ふと思ったのだけど
そこには、こーゆーやり取りがある場合なんだろうな。
だから、それは「見た」ではなくて「会う」になるんだろうな。
なんかすごい合点がいった。

途中に出てくるシッカショ節。
あぁ、私ってやっぱ日本人なんやなー。
あの音頭っていうのか手拍子っていうのか
もんのすごい気持ちいい。
いいと思う!これCD出しちゃってください。

ワン、ツー、ワン、ツー、スリー、フォー
ならぬ
ひ、ふ、ひ、ふ、み、よー

そゆ事。
大事にしなくちゃ。
ほんと、昔の人が怒りますよ。
最近、茶道やら和菓子やら。旬のものやら。
昔から海外旅行するくらいなら日本旅行。だったけど
昔以上にこの国の文化が好きになった。
理にかなってる。
これに尽きる。
昔の人は偉い。とかいうように
ほんと、理にかなってる。
から、美しい。

小沢健二は全部分かってる。

というのは、私がよく小沢健二を人に伝える時に使う言葉だけど
やっぱ分かってる。

こんな事をだれかれ構わず話したら
宗教みたーい
ってなるんだろうな。ぷ

でも私が小沢健二をこんなに好きなのも
やっぱり、理にかなってるのだ。

そして、昨日のライブを思い出して
なんか泣けてくるのも。


「この街の大衆音楽の一部になれたことを誇りに思います。」


 

スコーン
 

:材料:

小麦粉 100g
ベーキングパウダー 10g
塩 小さじ1/4
バター 40g
牛乳60cc(の代わりに卵1個でも)

(チョコスコーン)
+チョコチップ
(抹茶スコーン)
+抹茶
+ホワイトチョコレート

:作り方:

1.小麦粉・ベーキングパウダー・塩は振るっておく
2.細かく刻んだバターを1に加えてそぼろ状に(こねすぎない!)
3.牛乳を加えてこねる
4.チョコ・抹茶・ホワイトチョコなどを加えてまとめる
5.打ち粉をしてまな板で厚さ1.5cmくらいに伸ばす
6.食べやすい大きさにカット
7.180℃のオーブンで20〜25分焼いて出来上がり!